第1話
素焼きと本焼き
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さて、しっかりと聞いてきました「やきもの」のお話を、書き留めときたいと思います。
まず、「土をこねる」からです。「土ふみ」→「荒もみ」→「菊もみ」(土は主に赤土+田の土+長石微粒などで、赤土は加工する為の耐火度があがる為その他の土は粘りを出す為です。)

1)「土ふみ」←固さを整えねばりをだすため(長くねかせれば、ねかすほど粘りが出るそうです。)

2)「荒もみ」←固さを均一にする為(うどんやそばを捏ねる様に)

3)「菊もみ」←土の中の空気を抜く為(土のひだが菊の花の様に見える所から名付けられたそうです。)人の手ですると350回反転して350回合計700回以上はしないと駄目だそうです。いまは、全工程を仕上げてくれる機械があり、便利になったそうです。

その機械を動かして頂きましたが、ねかせた土を入れると、直径15cmの巨大ソーセージが出てきたみたいでした。しかも、切り口をみると本当に空気が抜けてしっかりとした土の塊でした。でも、粘りが有るせいか押すと柔らかいのです。こうしてみると陶器ができる土は生き物と言えますね。手間を惜しまず、子を育てる如く扱って行かないと良い陶器にはならにのです。最初の段階の「土を捏ねる」でこれだけの手間が要ると解れば、気に入って手に入れた器をもっと慈しまなければと、考えてしまいました。
今日は、ここまでで、次回素焼、本焼について書きたいと思います。
文字ばかりで、最後まで読んでくださった方ありがとうございます。

さて、次は手びねり、ろくろで仕上がった作品を焼く工程を伺った話をお伝えします。
(1)素焼→(2)本焼と二度焼きをするそうです。
(1)素焼は、約800℃で焼いたもので赤焼とも言います。立杭焼では、この状態の焼を素焼言うそうです。私たちが普段素焼と思っていたのとは違う様でした。では、素焼の大切さはと言うと、「釉薬をすわせる為」「登り窯で焼くとき温度を安定させる為」の二つの効力があるそうです。また、釉薬を使わずに作りたい時には、一気に約1200℃まで温度を上げて焼くそうです。これが、いわゆる焼〆の器になるようですね。(登り窯だと外から見えるので商品の状態が判るそうです。)焼上がった時裏側を見て赤っぽいようなら半焼つまり、「焼が甘い」と言う事だそうです。きちんと焼きあがった場合は、土色の締まった感じになっているそうです。こうして聞くとこれから、陶器を選ぶ時は、なお注意して裏表しっかり調べる事にしなければ!(但し、作風によっては、焼を甘くしてしっかり釉薬を焼き付けるという手法をとられ方もいると言う事です。その場合は、釉薬をしっかり焼き付けているので大丈夫です。)

(2)本焼は釉薬をかけて約1200℃で焼く状態を言うそうです。
ここで、釉薬のお話も聞いてきましたので、書きとめたいと思います。釉薬は石英ガラスの粉末を水で溶いたものですが、石英ガラスだけだと1700℃でないと溶けないのですが、不純物を加える事により約1200℃で溶ける様にしているそうです。ですから、本焼も炎丹久窯では、約1200℃で、きちんと仕上げれるそうです。また、色んな色の釉薬があるのは、焼くと透明になる釉薬に色粉(着色原料)を混ぜているのです。炎丹久窯の清水氏は色合い、風合いを窯元オリジナルに拘っている為すべて、自家調合の釉薬を使用しているそうです。窯元のオリジナルで、他にはない一品を、一人一人にお届けしたい為だそうです。同じような形、色をしている様でも、一点一点違いが有るのも頷けますね。また、それが陶器の味わい深い面白さと、楽しみですよね。
今まで、何気なく聞いていた事柄もこの様にきちんとお聞きすると器を見る時また、別な見方が出てきますね。「陶芸家の信条は器に有り」ですね!納得しました。では、続きはまた・・・




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